粘りを見せる!

11月13日、八王子選手権の準々決勝が、セガサミー球場で行われました。

球場に入るなり、外野の人工芝を踏みしめた選手たちのテンションは上々。
スコアボードも電光式で素晴らしい球場で試合ができることに感謝です。
本日の対戦は、本年は何度も苦い思いを味わわされてきた北野バイオレンズさん。
今年最後の一戦くらいは一矢報いたいところです。

オークスは先攻です。
1回表、1アウト1・2塁と先制のチャンスを作りますが後続が抑えられ得点ならず。
裏の守備では5年生の先発ながら、負けじと得点を与えません。

試合が動いたのは3回表。
2アウトから2番打者がセンター前ヒットで出塁します。
3番が四球で続きスコアリングポジションにランナーを進め北野戦に強い左の4番に打席が回ります。
相手も分かっているのか外野の守備を変更します。
しかし、それをモノともせず右中間に弾き返し、待望の先制点が入ります。
1-0、その裏、点を取った後の守備が大事です。
皆、意識して声を掛け合います。

相手の先頭打者にセンター前に弾き返されると、
続く打者の当たりはショートへのイージーフライもこれを落球
しかし、レフトがこれをカバーし素早く2塁へ送球し、アウトにすることができました。
守備についても集中しています。

次の打者には四球を与えてしまい1・2塁に。
そして次打者、フラフラと上がった打球がレフトとショートの間に落ちるテキサスヒット。
2塁ランナーを刺そうとした3塁への送球が逸れ、2塁ランナーが還り同点とされてしまいます。
さらに左中間を深々と破られるスリーランを打たれ1-4と逆転されてしまいました。

これまではこのような展開になるとシュンとしてしまう選手たち。
今日は違いました。
打たれるのはOK!落ち着いて気持ちを入れ替えていこう!と声を掛け合います。

4回の表、反撃に出ます。
6・7番の連続ヒットと8番の四球でノーアウト満塁のチャンスがやってきます。
ここで9番は、先ほどの落球の名誉挽回とばかりセンターに弾き返すタイムリーを放ち塁上で涙。
さらに1番の内野への当たりでもう1点を追加し、3-4に追い上げます。

4回裏。選手たちは、1点差だ!この回締めるよ~と気合を入れます。
1アウト後、センター前ヒットを打たれたところで球数制限により、6年生に後を託します。
しかし、いきなりボークを取られて動揺したのかストレートの四球を与えてしまいます。ここで監督はキャプテンに継投します。
守備のスキを突かれ進塁を許すと、バッテリーエラーと1塁後方への不運な当たりで3点を失い3-7。
時間的に次の5回表の攻撃が最後の攻撃となります。

打順はキャプテンから。
絶対に負けないという気持ちで内野安打をもぎ取ると、4番もクリーンヒットで続き反撃ののろしを上げます。
5・6番が打ち取られますが7番は四球を選び2アウトながら満塁のチャンスで5年生に打順が回ります。
8番の当たりは決して良い当たりでは無いものの内野安打となり4-7。
さらに長打が出れば同点という場面で、最近メキメキと力をつけてきた5年生を代打に送ります。
結果は死球でしたが押し出しで5-7、1番の6年生に回しました。
1番の当たりはショートへのゴロも全力疾走で内野安打をもぎ取ります。
6-7。

さぁ、あと1点というイケイケムードの中、相手チームはタイムを取って間を取ります。
プレー再開!手に汗握る緊迫の中、2番の当たりはサードへのゴロ。相手堅守に阻まれゲームセット。
6-7での惜敗でした。

所々守備の乱れがあり、残念な結果となってしまいましたが、
集中力を最後まで切らさずに粘りを見せ、相手チームをギリギリのところまで追い込むことができました。

6年生にとっては、この試合が大きな大会では最後の試合となってしまいましたが、
最近の不調の連鎖の中においても3位という成績を収めることができました。

公式戦は残りわずか。最後は笑って終われるよう頑張りましょう!
北野バイオレンズさん、球場を提供していただいたセガサミーさん、ありがとうございました。