粘りを見せる!

11月13日、八王子選手権の準々決勝が、セガサミー球場で行われました。

球場に入るなり、外野の人工芝を踏みしめた選手たちのテンションは上々。
スコアボードも電光式で素晴らしい球場で試合ができることに感謝です。
本日の対戦は、本年は何度も苦い思いを味わわされてきた北野バイオレンズさん。
今年最後の一戦くらいは一矢報いたいところです。

オークスは先攻です。
1回表、1アウト1・2塁と先制のチャンスを作りますが後続が抑えられ得点ならず。
裏の守備では5年生の先発ながら、負けじと得点を与えません。

試合が動いたのは3回表。
2アウトから2番打者がセンター前ヒットで出塁します。
3番が四球で続きスコアリングポジションにランナーを進め北野戦に強い左の4番に打席が回ります。
相手も分かっているのか外野の守備を変更します。
しかし、それをモノともせず右中間に弾き返し、待望の先制点が入ります。
1-0、その裏、点を取った後の守備が大事です。
皆、意識して声を掛け合います。

相手の先頭打者にセンター前に弾き返されると、
続く打者の当たりはショートへのイージーフライもこれを落球
しかし、レフトがこれをカバーし素早く2塁へ送球し、アウトにすることができました。
守備についても集中しています。

次の打者には四球を与えてしまい1・2塁に。
そして次打者、フラフラと上がった打球がレフトとショートの間に落ちるテキサスヒット。
2塁ランナーを刺そうとした3塁への送球が逸れ、2塁ランナーが還り同点とされてしまいます。
さらに左中間を深々と破られるスリーランを打たれ1-4と逆転されてしまいました。

これまではこのような展開になるとシュンとしてしまう選手たち。
今日は違いました。
打たれるのはOK!落ち着いて気持ちを入れ替えていこう!と声を掛け合います。

4回の表、反撃に出ます。
6・7番の連続ヒットと8番の四球でノーアウト満塁のチャンスがやってきます。
ここで9番は、先ほどの落球の名誉挽回とばかりセンターに弾き返すタイムリーを放ち塁上で涙。
さらに1番の内野への当たりでもう1点を追加し、3-4に追い上げます。

4回裏。選手たちは、1点差だ!この回締めるよ~と気合を入れます。
1アウト後、センター前ヒットを打たれたところで球数制限により、6年生に後を託します。
しかし、いきなりボークを取られて動揺したのかストレートの四球を与えてしまいます。ここで監督はキャプテンに継投します。
守備のスキを突かれ進塁を許すと、バッテリーエラーと1塁後方への不運な当たりで3点を失い3-7。
時間的に次の5回表の攻撃が最後の攻撃となります。

打順はキャプテンから。
絶対に負けないという気持ちで内野安打をもぎ取ると、4番もクリーンヒットで続き反撃ののろしを上げます。
5・6番が打ち取られますが7番は四球を選び2アウトながら満塁のチャンスで5年生に打順が回ります。
8番の当たりは決して良い当たりでは無いものの内野安打となり4-7。
さらに長打が出れば同点という場面で、最近メキメキと力をつけてきた5年生を代打に送ります。
結果は死球でしたが押し出しで5-7、1番の6年生に回しました。
1番の当たりはショートへのゴロも全力疾走で内野安打をもぎ取ります。
6-7。

さぁ、あと1点というイケイケムードの中、相手チームはタイムを取って間を取ります。
プレー再開!手に汗握る緊迫の中、2番の当たりはサードへのゴロ。相手堅守に阻まれゲームセット。
6-7での惜敗でした。

所々守備の乱れがあり、残念な結果となってしまいましたが、
集中力を最後まで切らさずに粘りを見せ、相手チームをギリギリのところまで追い込むことができました。

6年生にとっては、この試合が大きな大会では最後の試合となってしまいましたが、
最近の不調の連鎖の中においても3位という成績を収めることができました。

公式戦は残りわずか。最後は笑って終われるよう頑張りましょう!
北野バイオレンズさん、球場を提供していただいたセガサミーさん、ありがとうございました。

南多摩・武相地区親善大会3回戦!

今大会の初戦、1点差ゲームで勝利したオークス低学年。
準決勝の相手は、相模原市代表の名門、サンダースJBCさん。
春の練習試合では、コテンパンにやられ、オークスの成長度を試す絶好の相手でした。

しかし、サンダースさんの成長度はオークスの成長度のはるか先を行き…
結果は、1-19の惨敗でした…

この試合、技術面、精神面の反省は書き切れません。
その部分に関しては、まだまだ低学年ですから、これから練習してレベルを上げていけばいいと思います。

しかし、同じ学年でこの大敗、相手チームと自分たちは何が違うのか、
少しでも感じて、行動に移す選手が出てくれることを望みます。

野球は失敗のスポーツ。
その失敗を少なくするために、普段の練習から「真剣に、自ら、考えて、集中して」取り組めているのか。

「ここまでよく頑張りました。」で済ませるのは簡単です。
そうではなく、今日の試合が、今後の成長の糧となりますように。

サンダースJBCさん、対戦ありがとうございました。
是非、優勝してください!
また、本大会を運営してくださった関係者の皆様、ありがとうございました。

南多摩・武相地区親善大会2回戦!

ジュニアチャンピオンシップ八王子予選の準優勝で掴んだ南多摩・武相地区親善大会の切符。
初戦の相手は、調布市代表の調布フェニックスさん。

人数ギリギリのオークス低学年は、主力の3年生1名を欠いて、
ジュニチャン決勝の最終回、代打で結果を残した2年生をスタメン起用します。

試合はオークス先行で始まり、初回の先頭、背番号10の先制パンチは初球ツーベースで出塁、
2番背番号7はライトライナーの惜しい当たり、3番背番号1は2球続けて体に近いボールの後、
きっちりレフト前へ運び、幸先よく先制点を取りました。

続く4番背番号5は初球センターオーバーの素晴らしい当たり!
誰もがランニングホームラン!と思ったところ、ボールはなぜかネットの下をすり抜けてしまい、
エンタイトルツーベースに…「ホームラン1本損したー(笑)」と悔しがるも、
4番の当たりが出てきたことは心強い。

1回裏の守りは、先頭バッターに三遊間のヒットで出塁を許すと、ワンアウト後にサードエラー、
その後ショートへの微妙な当たりの内野安打等であっさり2点を返されます。
野球は点を取ったあと守りが大事なのですが、勝ち越されなかったのでよしとしましょう。

2回表の攻撃は、ワンアウト後にスタメン起用の2年生が、
きっちり四球を選んで出塁するも無得点。

2回裏の守りは、立ち上がりに苦しんだエースピッチャーが三者三振に切ってとり、
攻撃へのリズムが生まれました。

3回表は打順よく1番からの攻撃で、またしてもヒットで出塁。
本当にいい1番バッターになってきました。
すると、先程惜しい当たりの2番背番号7がレフトオーバーのスリーベースを放って勝ち越し!
その後、4番背番号5のセカンドゴロの間にさらに1点追加し、4-2となります。

勝ち越した後の大事な3回裏ですが、センター前へのポテンヒットで先頭の出塁を許すと、
盗塁、ワイルドピッチ等で1点を返されます。
しかし、何とかこの1点で凌ぎました。

追加点が欲しい4回表、2年生がライトへの飛球で出塁(記録はエラー)するも無得点。
それにしても、この2年生はオークスの秘密兵器になりつつあります。

4回裏からはピッチャーを背番号10にスイッチ。
テンポよく全てサードで打ち取り、5球で三者凡退に。
素晴らしい投球です。

最終回の攻撃は、2番からの好打順。
絶対に追加点が欲しいところで、ツーアウトから4番背番号5のセンター前ヒット。
この4番のバッティングセンスは天性のものがあります。
しかし、ランナーを出すも無得点。

このチーム、1点差ゲームは初めてです。
観ているスタッフや親はハラハラドキドキでしたが、
やっている本人たちはどう感じていたのでしょうか。

いよいよ最終回、ワンアウト後にヒットを打たれ、盗塁を許し、ランナーは2塁へ。
相手3番バッターの当たりはセカンドへのフライ、
試合中エラーもあった3年生セカンドがしっかりキャッチ!(母いつもどおり号泣)
そして、最後のバッターをサードゴロに打ち取り、なんとか勝利することができました!

痺れる1点差ゲームを経験し、勝つことができたことでまた成長させていただきました。
特に4年生、5人しかいませんが、それぞれの持ち味を発揮して頑張っています。

細かい反省点は多々ありますが、それより何より、今日の相手チーム、
調布フェニックスさんから見習うべき点も多々ありました。
挨拶、礼儀、試合中の声掛け、ポジションまでのダッシュ、
打席での粘り等、まさに学童野球のお手本のようなチームでした。
また是非対戦をお願いしたいです。

次は準決勝、このチームで1試合でも多く試合ができるように、頑張りましょう!

気持ちをひとつに

快晴の空の下、滝ケ原グラウンドで八王子選手権の2回戦が行われました。
ベスト4進出をかけ、同じ中央リーグ所属のアンギラスさんとの対戦です。
アンギラスさんとは、今年度1勝2敗と分が悪く、当たりたくなかった相手です。

それに加えて最近のオークスは、なかなか打線がつながらず
さらに投手陣も思うようなピッチングができず苦戦が続いています。

先日の中央リーグのフレンズジュニアさんとの対戦では7三振を奪われての敗戦。
監督からは気持ちの問題だ!と…
この日は好調5年生を先発に起用し、回ごとに円陣を組み気合を注入して臨んだ試合でした。

オークスは後攻です。
1回表、先頭を三振に打ち取り上々の滑り出し!と思われましたが、
2番に四球を与えると3番の内野ゴロを上手く処理できずエラーとなりピンチを迎えてしまいます。
しかし、ストライク先行の良いリズムで打たせて取るピッチングで無失点で切り抜けました。

「ピッチャーがいい流れを持ってきてくれました!
先制点取って、こっちにもっと流れもっていきましょう!!」

1回裏、猛打爆発!と行きたいところですが3者凡退に打ち取られます。

2回表、1アウト後に四球を与えてしまうと8番打者の当たりはライト前への飛球。
ダッシュ一番、ダイビングキャッチ捕球しワンアウト!
後続もファーストライナーに打ち取り得点は許しません。

「ライトのいいプレーがでて、流れはきてるよ!
ここで先制して勝ちにいきましょう!!」

2回裏、守備で作った流れを攻撃につなげたいところです。
先頭の4番がセンターへの強襲ヒットで出塁します。
5番にはエンドランのサインが、しかしこれが裏目で、
ショートライナーとなりダブルプレーとなってしまい結果的に3者凡退となります。

3回表、先頭をセンターのナイスプレーでアウトにするも、連続四球でピンチを迎えます。
しかし、またもライトの好プレーで得点を許しません。

「ライトがカッコいいプレー見せてくれました!
 勢いに乗ってランナーためて先制点とりにいきましょう!」

3回裏、先頭が四球で出塁すると盗塁と内野ゴロで1アウト3塁のチャンス。
9番にはセーフティースクイズのサイン。
上手く3塁線に転がしましたが、1塁は惜しくもアウトに。
その送球間に3塁ランナーがホームを狙いましたがタッチアウトとなり得点できませんでした。

4回表、ツーアウトを取ったところで球数制限となり、マウンドを6年生に託します。
この3回までの投手戦からの緊張か、ストライクが入らず、連続四球を与えてしまいます。
しかし、しっかり踏ん張って後続は打たせて取り、無失点で切り抜けます。

「ピッチャーきっちり抑えてくれました!
打順1番から、ここで先制点取って、ピッチャー楽にしてあげましょう!!」

4回裏、先頭の1番が四球を選ぶと、俊足を生かし二盗、三盗を決めノーアウト3塁に。
続く2番の当たりはショートゴロ。
ショートからの送球をファーストが弾いた隙を見逃さず3塁ランナーがホームイン。
ついに均衡を破る先制点!!

続くキャプテン、レフトの頭を越えるランニングホームランで3-0とリードを広げます。
さらに今日はレフトでのファインプレー、継投でふんばった6番がレフトオーバーの大飛球。
涙・涙のランニングホームランとなりました!

5回表、惜しくも併殺とならなかったプレーもありましたがこの回も無失点で抑えます。

最後の円陣!流れがきている!!
ここでたくさん点とって、試合決めちゃいましょう!!」

5回裏は、内野ゴロでも全力で1塁ベースを駆け抜けようとする気迫で
相手守備のミスを誘い、2点を追加しました。

6回表、ツーアウトながら満塁のピンチを迎えます。
ここでキャプテンに継投。
相手打者の粘りに屈し、押し出しの四球を与えてしまいますが失点はこの1点のみ。
後続は抑え6-1での勝利となりました。

この日は終始、気持ちを強く持って集中力を切らさず、
控え選手も含め声を掛け合い気持ちをひとつにして勝ち取った白星でした。

しかし、2ホーマーはあったものの打線はだいぶ控えめな印象…。
準決勝では猛打爆発を期待しています!

アンギラスさん、対戦ありがとうございました。

For The Team

23日は、ジュニアチャンピオンシップ八王子大会の決勝戦!
現在の6年生は2年前のこの大会で優勝し、都大会に出場しました。

トップチームのメンバーも低学年チームの応援に滝ケ原グランドに駆け付けました。
劣勢が続く中、上級生たちは大きな声で声援を送り続けました。
優勝は逃しましたが、次の南多摩・武相地区親善大会でこの悔しさを晴らしてほしいところです。

トップチームは滝ケ原グラウンドから川町野球場に移動して中央リーグの試合、
小宮シャークスさんとの一戦です。
怪我人が出てしまったため、首脳陣は選手起用に頭を悩ませます。
守備力重視の布陣で臨みました。

1回の表、オークスの先発は久々にマウンドに上がる6年生。
この日は制球重視の投球です。
これが功を奏し、相手打者のタイミングを外し無失点に抑えました。

その裏、先頭打者が死球で出塁すると、盗塁もあり先制のチャンスを作ります。
ここで3番はセカンドへの内野ゴロ。
外角の球を流し打つ見事なチームバッティングで先制に成功します。

2回は両チームとも無得点で3回に進みます。
3回の表も、相手打者の打ち気を反らすピッチングで無失点です。

その裏、久しぶりにオークス打線がつながります。
四球も交えチャンスを作ると、キャプテンがレフトオーバーの打球を放ちます。
タイムリースリーベースで、満面の笑顔です!
5番を打つ5年生も続くなど、この回は8得点のBIGイニングとなりました。

4回の表も無失点で切り抜けると、その裏、6年生がタイムリーを放ち1点を追加。
ここでコールド勝ちとなり、リリーフの準備をしていた5年生はちょっと残念。
10-0での完封勝利です。

この日の勝利には伏線がありました。
前日のアンギラスさんとの対戦。
制球が定まらず、初回に6点を奪われました。

その後少しずつ追い上げるも、最後はランナーを溜めることもできず敗戦していました。
監督からは、勝つためには何が必要かよく考えないと!ここで長打が必要か?
強引に打ちに行ったり、ランナーを溜めなきゃ勝てないのに
無理に次の塁を狙ってアウトになったり...と反省を促すお言葉が。
そんな反省点を心に刻んで臨んだ試合でした。

来週からは負けたら終わりの八王子選手権が始まります。
For The Teamを胸に刻み、優勝目指して頑張ってほしいものです。
アンギラスさん、小宮シャークスさん、ありがとうございました。

ジュニアチャンピオン大会決勝戦!

いよいよジュニアチャンピオン大会の決勝戦。

大会前は、このメンバーで本当に試合ができるのかと不安要素だらけでしたが、
4つの勝利を積み重ねて掴んだ舞台です。

決勝戦ということで、トップチームの皆さんも応援に駆けつけてくれました。
右バッターしかいないオークス低学年にとって、打席から見える一塁側のこの応援は心強い。

相手は、帝京ベースボールジュニアさん。
前の試合や中央リーグスポーツフェスティバルを見ていても、個々の能力が非常に高いチームです。

オークスは、序盤から決勝戦の独特な雰囲気に呑み込まれます。
1回表の攻撃をあっさりと三者凡退に抑えられ、その裏の守りでは、
これまでの試合、安定した投球を見せていた背番号1が先頭バッターに四球を出した後、
帝京打線に掴まり、さらには守備のミスも重なり初回いきなりの4失点。厳しい立ち上がりとなりました。

その後も試合巧者の帝京さんに小刻みに追加点を重ねられます。
オークスもチャンスは作りますが、要所を抑えられ、4回に内野ゴロの間にようやく1点を返します。

しかし、その裏に1点を追加され、なおもランナー3塁のピンチ、
このランナーが返ればコールド負けという後がないところで、ピッチャーから3塁への牽制、
これにランナーが飛び出し、なんとかアウトを取って、首の皮一枚繋がりました。

最終回は、9番からの打順で代打の背番号24は2年生。
初球頭上のはるか上を越えるボールを空振り、誰もが厳しいと思いましたが、
その後ファールで粘り、なんとデットボールで出塁。
この土壇場で飄々と仕事をする2年生にあっぱれ!

しかし、1.2番が倒れ、本当に後がなくなったオークスは、ここから粘りを見せました。
臨時代走の盗塁や相手ピッチャーのボークで1点を返し、背番号1の3番がデットボール、
背番号5の4番は大ファール連発後の四球、背番号0の5番は追い込まれながらも三遊間を抜けるヒットでつなぎ、ツーアウト満塁に。

バッターは4年生の背番号7。
帝京さんが守備のタイムを取ったところで、監督がベンチに呼びます。
「指3本分短く持って、最後までピッチャーに胸を見せないで振り切っておいで」と、
敢えて具体的な指示を出す監督に頷く背番号7。

結果は、ショートゴロに打ち取られ、ゲームセット。

本当によく頑張った準優勝。成長の証の準優勝。でも、やっぱり悔しい準優勝です。

表彰式後の記念写真はどことなく悔しい感じの写真となりました。

オークス低学年は八王子の準優勝チームとして、南多摩・武相大会へ出場することになりました。
八王子準優勝の名に恥じぬよう、頑張りましょう。

対戦していただいた帝京ベースボールジュニアさん、都大会での上位進出を祈念いたします。
今後も同じ中央リーグのチームとして胸をお借りできればと思います。
また、連盟の皆様、本大会を運営し、子供たちに成長の機会を与えてくださり、本当にありがとうございました。

最後に、オークス低学年は4年生5人、3年生4人、2年生2人、1年生1人の計12名で活動しています。
この12人の仲間を大大大募集しておりますので、いつでも体験にいらしてください!

あとがき
試合後の昼休み、いつものミニ野球ゲームで普段の笑顔に戻りました。
1年生から4年生が混じって、子供たちだけの遊び野球、これが一番楽しいんでしょうね。

中央リーグA秋季3戦目。

天高く馬肥ゆる秋!
プロ野球ではCSが終わり、間もなく日本シリーズが開幕。
MLBではポストシーズンの熱い戦いが佳境を迎えております。
ダルビッシュ投手の活躍に期待です!

オークスの子供たちも学校の運動会もあれば、
野球の試合も毎週のように入ってきて、スポーツの秋本番です。
大人は食欲の秋にまかせて肥え過ぎないよう、子供たちと一緒に体を動かさないと…

さて、先週の日曜日は中央リーグの試合でアストロジャガーズさんとの対戦でした。
6年生にとっては残された試合が数少なくなってきた中、
来年の主役となる5年生を先発ラインナップに並べての試合となりました。

試合前の先攻・後攻を決めるジャンケンから駆け引きが始まっています。
相手キャプテンに「チョキを出して!」と言われ、素直にチョキを出して勝ってしまったオークスキャプテン。
後攻を選び満面の笑顔です!

オークスの先発は来年のエース候補の一人である5年生。
前回の登板ではいきなり先頭バッターに死球を与えリズムを崩しましたが、
この日はストライク先行の打たせて取るピッチングで上々の滑り出しです。

1回裏、オークスの攻撃。
先頭の俊足5年生が四球で出塁し、すかさず盗塁を決めると
2番の5年生がライト前に弾き返すタイムリーヒット。
5年生の1、2番コンビで先制点をもぎ取りました。

2回表、先頭打者にツーベース打たれピンチに。
しかし、三盗を狙ったランナーを5年生キャッチャーが阻止!無失点で切り抜けます。

2回裏、先頭の6年生がレフト前ヒットで出塁し、ここでエンドランを仕掛けます。
5年生の打者が上手く1・2塁間に弾き返し大成功!
ノーアウト1・3塁のチャンスとなります。
内野ゴロの間に1点を追加しなおツーアウト1・3塁という場面で来年の4番候補に打席が回ります。
初球から思いっきり狙って行けと言われフルスイング!
ツーストライクと追い込まれはしましたが、右中間に弾き返す2点タイムリーで4-0と突き放します。

3回の表、先頭にスリーベースを打たれ、そのあと内野ゴロの間に1点を返されます。
しかし、センターを守る5年生の好捕もあり、追加点は許しません。

4回裏、先頭の5年生がヒットで出塁。
1アウト後、2番を打つ5年生もヒットで出塁すると3番の5年生は四球を選び、
5年生で満塁のチャンスを作りました。
ここで6年生の登場です!まずは4番のキャプテン!
打ちたい!!俺が決めてやる!!!そんな気持ちをグッとこらえ、押し出しの四球を選びます。
さらに5番を打つ6年生が2点タイムリーを放ち、7-1とリードを広げました。

5回表、5年生から5年生への継投です。
前回登板では四球を連発し1アウトも取れず交代となっていました。
しかし、この日は見違えるようなピッチング!
ストライク先行で打たせて取り、3者凡退に打ち取りました。

6回表、さらに5年生に継投です。
前回登板では散々なピッチング。
この日も先頭に粘られて根負けし、四球を与えてしまいます。
しかし同級生に負けられないという気持ちが勝ったか、
その後はストライク先行で打たせて取るピッチングがこの日はできました。
途中から出場している6年生が横っ飛びで捕球するなど気迫あふれるプレーも随所にあり、
2点は取られたものの7-3で勝利を収めました。

チーム一丸となっての価値ある勝利と言えるでしょう。
控えに回った6年生は試合に出たい気持ちがあふれ出ていました。
その気持ちを次週の試合で思う存分爆発させて欲しいところです。

アストロジャガーズさん、ありがとうございました。

ジュニアチャンピオン大会準決勝戦!

食欲の秋、読書の秋、芸術の秋…
秋はいろいろなことがはかどり、物事に集中して取り組める季節。
オークスのチームカラーはエンジ。エンジは何となく秋を連想させるものです。
オークス低学年のエンジの選手達は「学童野球の秋」を満喫中。

ジュニアチャンピオン大会準決勝の相手は、同じ中央リーグの
小宮シャークスとアストロジャガーズの連合チーム、小宮ジャガーズさん。
夏の練習試合で負けている相手です。

今日はついにこの子がやってくれました。
これまで、潜在能力をずっと潜在させてきた背番号22。

練習では素晴らしい打球を飛ばしますが、試合になるとバットが出ない…
しかし今日は甘い球を積極的に自分から仕掛けにいき、第一打席でライトへの公式戦初ヒット!
相当な覚悟を持って打席に立ったのだと思います。
その後の打席は背中が大きく見え、全打席出塁。
彼が自信をつけたことは、このチームにとって非常に大きい。

そして、この試合も背番号1のピッチャーを中心とした守りで無失点。

背番号0のキャッチャーは、序盤フォアボールで出した嫌なランナーの盗塁を刺し、
テンポよくピッチャーをリード。

背番号23のセカンドは、3度の守備機会を確実にアウトに。
卒なくこなしているように見えますが、内心はドキドキ
(親はもっとドキドキ)しながらのプレーでしょう。

攻撃では、7番から9番までの下位打線で7度の出塁、
追加点が欲しいときにキャプテンの右中間タイムリーツーベース、
ツーアウトランナー無しから怒涛の繋ぎで10得点と、それぞれができることを。

オークスには決して上手い子はいない、低学年ですのでもちろんメンタルにも波があります。
でも、一回戦の試合前に整列したチームと、今日の試合の勝利後に整列したチームは、
まるで別の成長したチームとなりました。

いよいよここまで来ました。
決勝の相手は帝京ベースボールジュニアさん。
準決勝、決勝と痺れる1点差ゲームを制してきた、個々の能力が高い強豪チームです。

オークスの選手達には、どんな展開になろうとも、
絶対にあきらめない、気を抜かない、自分のやるべきことをやる、
そして、決勝戦の雰囲気をぜひ楽しんでほしいです。
結果は、神様しかわかりませんから。

決勝はオールオークスで応援します!
チームオークス皆で笑って泣ける劇的な「実りの秋」となりますように。

ジュニアチャンピオン大会3回戦!

いよいよベスト4を賭けてのジュニアチャンピオン大会の3回戦!

ここまで試合毎に力を付けてきているオークス低学年チーム。
準々決勝の相手はめじろ台ファイターズさんです。
今回はどんな試合展開が待ち受けているのか!?

オークス後攻で始まった試合。
今日の主役はなんといってもこの選手!
オークス低学年の大黒柱、背番号1番!

1回表、相手チームの攻撃。
1番バッターに内野安打を許し、盗塁2つでノーアウト3塁とピンチの場面。
先制点を許す覚悟した場面…ここで圧巻のピッチングを繰り広げてくれました。
なんと後続を3者連続三振に切って取り初回のピンチを0点で切り抜けます!

打ってはその裏、1アウトからレフトオーバーの先制2ランホームラン!!
一気にこちらに流れを持ってきてくれました。

そして大黒柱が作った流れを全員で丁寧に繋いで初回3点、
2回1点、3回5点と合計9得点!

またこの背番号1、初回の3者連続三振を含め大谷翔平もビックリ!
なんと8者連続三振!!投げて打ってと大車輪の活躍です。

またこの試合で嬉しかったプレーがもうひとつ。
ライトを守る背番号21、チーム唯一の女の子です。

実はこの子、数ヶ月前まではキャッチボールでボールを怖がっていました。
その子がなんとライトゴロをファーストでアウトにしたのです!!

試合にとってはただのアウトひとつかも知れませんが
このアウトはチームにとって、とても大きな1アウトだと思います。

男の子に混じって一生懸命努力した結果が試合で
成果として表れる、素晴らしいですね。

また試合に出ていない子も一生懸命、自分たちの役割を果たしていました。
本当に素晴らしいチームになってきました。

めじろ台ファイターズさん対戦ありがとうございました。

さぁジュニアチャンピオン大会もついにベスト4、次は準決勝です!

個人の力は、まだまだかと思います。
でも、野球は9人でやるものです。
このチームなら一丸となって相手に立ち向かってくれることでしょう。
ここまで来たら優勝するしかない!!
選手、指導者、保護者一丸となって優勝を目指しましょう!

本日もお疲れ様でした。

ジュニアチャンピオン大会2回戦!

2週に渡る悪天候により、中止となっていたジュニアチャンピオン大会。

日本のプロ野球は、セ・リーグではヤクルトスワローズが
新人選手のサヨナラヒットで優勝を決め、パ・リーグではオリックスバファローズが
ソフトバンクホークスと同率で対戦成績により優勝を決めました。
この2つの優勝は、どちらも最後まで何が起こるかわからない劇的な展開であり、
野球の醍醐味をファンに伝えてくれました。

我がオークス低学年チームは、試合がしたくてウズウズしていた様子。
雨のバッセンでチームメイトと会い、普段の練習でも常に「試合形式がやりたいです」と。

2回戦の相手は、船田ブラックジャガーズさん。

今日は嬉しいプレーが2つ。
それぞれ右バッターのお手本となる公式戦初ヒットです。

3年生の背番号23は、右中間へのタイムリーツーベース!
母の手作り応援うちわの効果か。
この選手、打席で誰よりも大きな声で気合が入ります。
アウトを取ったあとのグーポーズもたまりません。
野球が好きで好きでたまらない、野球小僧です。

そして、4年生の背番号7は、センターへのタイムリーヒット!
オークスには他の4年生より遅く入団し、一生懸命練習してきました。
最近の練習では調子を上げていたので、必ず打ってくれると信じていました。
慣れないポジションをこの選手が守ってくれるからこそ、
いま、チームとして形がはまっています。

「自信を持ってやろう」といいますが、
その自信とは試合で結果を出せたときに生まれるもの。
そして、試合で結果を出すためには努力することが大事、
努力せずに結果が出ても、それはただのまぐれでしかありませんから。
努力して出した結果は、何にも変えがたい自信となるのです。

他の選手も、盗塁を刺したり、フォアボールで後ろに繋ぎ、
ダッシュで審判にボールを渡すなど自分の役割をしっかり果たしました。

オークス低学年は、突出した選手はいない、特別に元気があるわけでもない、
人数もギリギリ、お世辞にも強いチームとは言えません。
ただ、この2試合で成長し、顔つきも変わってきているのがわかります。
このチームは、何か劇的なことを起こしてくれそうな、そんな予感がします。

トーナメントはここからです。
胃が痛くなるような痺れる場面を味わって欲しい。
そこを乗り越えられたらまた強くなる。

船田ブラックジャガーズさん、対戦ありがとうございました。

スコアラーのお父さん、赤ペンいっぱい使いましたね。
お疲れさまでした!